Harirates blog

コロナ禍でブログを始めてみた大学生です。

この記事は「ハリネズミの針の謎」について紹介します。

近年、インスタやテレビのメディアでよく見かけたり、様々なショップでグッズが販売される程の人気を誇るハリネズミ。そんな彼らが何故針を持つようになったのかをご存知でしょうか。

ハリネズミの針は半年くらいかけ大人の針に抜け替わり、なんとその針の本数はおよそ五千本とまで言われています。

今回はそんなハリネズミ達に関する針の話題について触れてみようと思います。




写真元:Photo by Pixabay on Pexels.com

☑ハリネズミとは?🦔

➀名前の由来

ハリネズミの名前の由来から調べてみたのですが、どうやらそんな深い理由はなく、ただ単に見た目がとげとげしていて、ネズミに似ている外見から決定されたらしい。しかし、英語表記だと話は変わってくる。ハリネズミは、英語表記で「Hedgehog」と呼ばれており、hedgeは日本語で生け垣やしげみ、hogは豚で、頻繫に生け垣やしげみの下を歩き回る豚鼻の生き物という意味がある。


②分類

ハリネズミと聞くと、モグラ?ネズミ?という論争をよく見かけまずが、実はどちらも正しいとは言えない。正式には、真獣類ハリネズミ(学名:Erinaceinae、分類:動物界脊索動物門哺乳網ハリネズミ科)という枠組みに所属しており、現存種は24種類である。モグラとは同じ真無盲腸類であり、近縁の生き物である。(ちなみに、モグラは真獣類トガリネズミ科、ネズミは真獣類齧歯目ネズミ科に分類されている)。

図:簡略化した系統樹

③生息地、特徴

 ・生息地

ハリネズミは種類別に西欧、中東、東欧、東アジア、北東アジアといった地域に生息している。農地や草地のような場所で目撃される。しかし、悲しい事に近年ではエキゾチックアニマルの育児放棄が問題視されており、自然に逃がす飼い主もいる為、日本国内でも度々目撃されているようです。

ハリネズミの特徴

ⅰ,見た目

耳:耳介があり、とても薄く、丸みがある。また、耳の先がギザギザになった時は病気のサインかもしれません。

口:先がとんがっており、舌が長く、虫を食べやすい形状となっている。

目:目は黒く、小さなビー玉のような形をしています。モグラのようにあまり視力は見えていません。

爪:かぎ爪のような爪でなく、人間の爪の形状に近いかもしれません。

足:日本で飼育可能なヨツユビハリネズミは名前の通り、指が四つあります。

針:大人でおよそ五千本あり、ケラチンという髪の毛と同じ物質で構成されています。

鼻:目があまり見えない代わりにハリネズミは鼻がとても鋭く、周囲の情報を嗅覚を使って探っています。

尾:犬や猫と違い、とても小さな尻尾があります。尻尾はこんな感じです↓

写真元:ペットのハリネズミ➀

Ⅱ,種類

ハリネズミは全種類で24種類いると言われており、ヨツユビハリネズミ、ナミハリネズミ、アムールハリネズミ、オオミミハリネズミ、エチオピアハリネズミと言ったものが存在する。

現在、日本で飼えるのはヨツユビハリネズミのみです。それら以外は特定外来生物に指定されており、飼育はできません。

ヨツユビハリネズミにはそれぞれカラーがあり、『チョコレートチップ』、『チョコレート』、『ブラウン』、『アルビノ』、『シナモン』、『シルバーチャコール』、『パイト』、『ソルト&ペッパ―』の八種類が存在します。

Ⅲ,性格

基本的には単独行動を好んでおり、臆病な性格の子が多いと言われています。

Ⅳ,食事

ハリネズミは雑食であり、昆虫、果実、ミミズといった人間が食べられそうなものなら基本何でも食べる事は可能です。しかし、ハリネズミは好き嫌いが激しく、個体によっては何でも食べる子もいれば、ミルワームばかりしか食べない子もいます。

Ⅴ,活動時間

夜行性で21時~24時の間に活動すると言われています。それ以外の時間はほとんど睡眠に費やしています。

Ⅵ,寿命

主に四年程と言われています。しかし、上手くいけば十年長生きするケースもあるそうです


☑️針の仕組み

➀針の特徴

ハリネズミの針はケラチンという髪の毛や爪と同じ物質で構成されている。針は5000本近くあり、その長さはおよお20mm程度と言われています。

②用途

ハリネズミが針は衝撃に対してのクッションになったり、外敵から身を守る為だったりに利用されます。ハリネズミは恐怖を感じると輪筋(りんきん)という筋肉を縮める事で、手と足、顔を引っ込め丸くなる。

写真元:ペットのハリネズミ②

この写真だと顔が見えてますが、もっと警戒している時は顔まで引っ込めます。

ハリネズミが針を引っ込める原理は以下のgif画像の通りです↓

リラックス時と警戒時




☑針を持つ生物達

ハリネズミ以外に針を持つ生き物をご存知でしょうか。この章では私が調べた限りの針を持っている生き物を一通り紹介しようと思います。

ハリモグラ

写真元:wekipediaハリモグラ – Wikipedia

・特徴

ハリネズミと同じく、背中に針毛が生えている。

ハリネズミと近縁と思われがちですが、実はカモノハシと同じ単孔類に属しています。なので、ハリモグラは哺乳類でありながら卵を産みます。雌は腹部に卵を隠し、産まれたら乳を与え、育てると言われています。

現在、卵を産む哺乳類はカモノハシ、ミユビハリモグラ、ハリモグラ等が知られています。

・生息地

ニューギニア、オーストラリア等で目撃されると言われています。

・食事

主にアリやシロアリと言ったものを食べます。しかし、ハリネズミと同じく雑食なので他の食べ物も食べれない事はないです。

・寿命

寿命はおよそ50年と言われています。

ハリセンボン

写真元:wikipediaハリセンボン – Wikipedia

・特徴

背びれを持っておらず、敵に襲われた際に空気、水を大きく吸い込み身体を大きく膨らませる。

針は体表の鱗が変化したものだとされている。

・生息地

全世界の熱帯から温帯に広く分布している。

・食事

肉食性であり、貝やウニ等を食べている。

・寿命

寿命はおよそ5年と言われている。

ヤマアラシ

写真元:Photo by Free Nature Stock on Pexels.com

・特徴

ヤマアラシは齧歯類の中で最も棘が多いと言われている。そんな彼らも威嚇の際に棘を立てる。

食欲がとてもあり、大量の餌を捕食すいると言われている。

・生息地

米国やカナダ、アフリカ、ヨーロッパやアジア圏等に生息している。

・食事

草食であり、果物や木の実、植物等を食べている。

・寿命

寿命はおよそ5年~7年と言われている。

毛虫

写真元:Photo by Pixabay on Pexels.com

・特徴

毛虫=毒を持っていると考えられているが、実は全種類の毛虫が毒を持っているわけではなく、触れる個体も存在します。

蛾類の幼虫の呼び名である。

よく農薬等で駆除されている。

・生息地

生息地域は種類別に分かれている。発生しやすい場所はチャドクガの場合だとツバキ、サザンカ等のツバキ科の植物に生息しているケースが多いです。

・食事

こちらも毛虫の種類によって異なります。チャドクガの場合は、ツバキ科の植物の葉を食べている。

・寿命

毛虫の種類によって寿命は異なります。例えば、チャドクガは卵で冬を越し、4月に孵化する。そこからおよそ1、2か月を経て、成虫となる。成虫として生きられる期間はセミのように短く1~2週間程度と言われている。

※すべての毛虫の生息地、食事を挙げてしまったらあ膨大な量になる為、今回はチャドクガを基準にしました。

以上が針を持つ生き物たちでした。彼らは元々針を持っていたというよりかは毛や鱗を針に変化させていったと考えられる。また、調べていくうちに警戒した時に針を立てたり、飛ばしたりという共通点が分かった。

次のページではとうとう彼らが針を持った理由について触れていこうを思います。




☑針の起源

Photo by Alex Andrews on Pexels.com

生物は亀の甲羅、魚類、爬虫類の鱗、鳥類の羽毛、哺乳類の体毛とそれぞれ生き抜く上で必要な進化を遂げてきた。そんな中、彼らはなぜ針を選んだのでしょうか。

実は現状ハリネズミが進化の過程のどの辺で針を持ち、何故持つようになったのかは研究途中のものが多く、確信的な証拠はありません。

しかし、2021年1月からヨツユビハリネズミの全ゲノムプロジェクトが開始され、近年どう言った環境でいつの時代に針を持つようになったのか探る動きが出てきています。

今後どのような進展があるのか注目ですね!




☑まとめ

ハリセンボンが鱗を針に変化させたように、ハリネズミも毛を針に変化させた。

ハリネズミが針を持つようになった理由は『不明』です。

しかし、食べられない様に自分自身の身を守る為に針という選択肢を選んだ可能性は高いです。

つまり、どんな環境で毛が針に変化したのかは不明ですが、針の用途は分かっている段階です。

彼らが自分の身を守る選択肢として針を選択したのは非常に興味深い謎であり、研究の進展が気になります。

今後、証拠が揃い、何故針を持つようになったのか解明されるといいですね♪


[参考文献]

[1]井本 暁(2020年7月20日発行)、『ハリネズミの”日常”と”ホンネ”がわかる本』、日本文芸社、pp27、30-33

[2]D サダヴァ他(2019年6月7日 第4刷発行)、『カラー図解 アメリカ版 大学生物学の教科書第4巻 進化生物学』、講談社、pp215、288、304、316

[3]東京工業大学、『生物の適応進化や平行進化に関わる分子メカニズムの解明』、最終閲覧日:2021年2月12日、http://www.nikaido.bio.titech.ac.jp/research.html

[4]東京動物園協会、『動物図鑑 ハリモグラ』、最終閲覧日:2021年2月12日、https://www.tokyo-zoo.net/encyclopedia/species_detail?code=75

[5]Wikipedia、『ハリセンボン』、最終閲覧日:2021年2月12日、https://ja.m.wikipedia.org/wiki/ハリセンボン

[6]NATIONAL GEOGRAPHIC、『ヤマアラシ』、最終閲覧日:2021年2月12日、https://natgeo.nikkeibp.co.jp/nng/article/20141218/428914/?ST=m_column

[7]Wikipedia、『チャドクガ』、最終閲覧日:2021年2月12日、https://ja.m.wikipedia.org/wiki/チャドクガ




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